はじめに
Android 内で帯域幅制限の最適化が行われ、アプリを実行するためx86ライブラリが完全にダウンロードされない場合があります。そのため、x86ライブラリを必要とするアプリを起動できない場合があります。BlueStacksでは、ABIモードをARMに切り替えてアプリを実行することができます。
ABI設定を変更することで、ライブラリの欠落により起動できなかったゲームをプレイすることが可能になります。
BlueStacksでABI設定を変更する方法
BlueStacks 4.140.12.2831以上をお使いの方は、以下の手順でABI設定を変更することができます。ぜひBlueStacksの最新版をご利用ください。
1)BlueStacksのメニューバーから環境設定を開きます。
2)新しいウィンドウが開きます。「エンジン」をクリックします。この画面の下部に「ABI設定」があります。ABI設定はデフォルトで「オート」に設定されており、BlueStacksが自動的に適切なABIを選択します。
x86ライブラリが完全にダウロードされていない場合は、ABI設定を「ARM」モードに変更することができます。
3)「今すぐ再起動」をクリックして、変更したABI設定を保存します。BlueStacksを再起動後、アプリを起動します。これでアプリを実行できます。アプリを実行できない場合は、アプリを再インストールする必要があります。再インストールの際にABI設定がARMに設定されていることをご確認ください。
Androidアプリは、CPUアーキテクチャが大きく異なるデバイスで実行できるようにデザインされているため、ARMとx86プロセッサ用のライブラリが1つにまとまっている可能性があります。Androidはアプリケーション・バイナリ・インターフェース(ABI)を検出し、基盤となるCPU(ARMかx86)に適切なライブラリをロードします。
この機能により、どのような種類のデバイスを使っていても簡単にアプリを実行することができます。BlueStacksは、x86CPUを搭載したPCで起動するため、デフォルト設定でx86ライブラリに対応しています。しかし、ARMデバイスの環境を模倣することができるため、ARMライブラリもロードできます。
ご不明な点がございましたら、support@bluestacks.comまでお問い合わせください。Happy Gaming!
更新日:2020年3月6日